イスラエルとハマスのガザ地区での停戦と人質解放に向けた協議は10月27日に再開し、イスラエル側は人質の解放に向けた一時停戦に前向きな姿勢を示す一方、ハマス側は恒久的な停戦を目指さない一時停戦には応じられないとして意見の隔たりが続いています。
イスラエルのテレビ局は4日、イスラエル側の交渉役となっている情報機関モサドのバルネア長官が人質の家族との面会の場で、「仲介国からハマスの回答を受け取っておらず、合意が実現する可能性は低い」と発言したと報じ、早期の停戦実現には悲観的な見方が広がっています。
ガザ地区の停戦協議をめぐってはハマスの後ろ盾となっているイランがイスラエル側の対応次第でイスラエルへの攻撃を判断する可能性を示唆していて注視されています。
ガザ地区保健当局 死者4万3374人に
こうした中イスラエル軍は4日、ガザ地区の北部と中部で軍事作戦を行い、ハマスの複数の戦闘員を殺害したと発表しました。
中東の衛星テレビ局アルジャジーラは4日、北部ベイトラヒヤの住宅が空爆され7人が死亡したと伝えていて、ガザ地区の保健当局はこれまでの死者は4万3374人にのぼったとしています。
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