この演習は、インドネシア海軍がロシア海軍と初めて行ったもので、4日は、ジャワ島東部のスラバヤにあるインドネシア海軍の基地で式典が開かれました。
インドネシア国防省などによりますと、演習は、スラバヤ沖のジャワ海で11月8日まで行われ、フリゲート艦やコルベット艦など両軍合わせて7隻の艦船が参加し、海上での防衛力強化を目指すということです。
演習を指揮するインドネシア海軍艦隊のデニ・ヘンドラタ司令官は、報道陣に対し「われわれは特定の陣営に肩入れしていないことを示したい」と述べ、従来の全方位外交に変わりはないことを強調しました。
インドネシアのプラボウォ大統領は、就任前のことし7月にロシアを訪問してプーチン大統領と会談し両国関係のさらなる強化を確認していますが、インドネシアのシンクタンク、安全保障戦略研究所のハイルル・ファーミ共同創設者は、今回の演習について「インドネシアは、主要国との関係をバランスよく保つことで、国際社会における自国の立場を強化しようとしている」と指摘し、国益を最大化する取り組みの一環だと分析しています。
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