5日、インドネシア・バンダアチェでアプリを使いホテルの写真を撮るソフィーさん(左)(共同)

 【バンダアチェ共同】京都大の西芳実准教授は「世界津波の日」の5日、スマトラ沖地震・大津波から12月で20年を迎えるインドネシア・スマトラ島バンダアチェ郊外で、住民が被災時の写真と同じ構図の風景を撮り、町の景観を記録するプロジェクトを発表した。  日本の国立情報学研究所などが開発したアプリ「メモリーグラフ」を活用。半透明に表示される被災時の資料写真と重ねて撮影し、同じ場所の変遷を見比べることができる。  アチェを長年研究している西氏が国立シャクアラ大やインドネシアの国立公文書館と協力して進めた。写真に添える体験談や新たな資料写真の応募も呼びかけている。


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