アメリカの次の大統領を決める選挙が現在行われています。首都ワシントンのハリス陣営の会場から、FNNワシントン支局・千田淳一記者が中継でお伝えします。
ハリス陣営の会場ですが数千人規模の支持者が集まっていたんですが、大きな変化がありました。ハリス陣営の幹部がこの会場のステージの上に立ちまして、「今夜ハリス副大統領はこの場所に来ない、さらに演説はしない」と呼びかけ、支持者にこの会場を後にするように促しました。そのため、今ほぼ支持者が会場内にはいないという状況です。
その30分ほど前には、この会場内ではCNNの開票速報を流していましたが、急きょ、その放送を取りやめて大きな音楽を会場に流し始めまして、開票速報を伝えるのをやめました。
そこから状況が変化しているなという感じがありました。
そのあとに会場のスタッフが我々メディアのところに駆け寄ってきて、「この会場から明かりを消してくれ。すぐに撤収してくれ」というような話を伝えてきまして、我々、報道陣もちょっと慌てている状況です。
ただ、陣営関係者は、「ハリス氏は明日には必ず皆さんの前で、この場所であいさつをすると、演説する」ということを話していますのでその発言に注目したいと思います。
――本来であればハリス氏は会場に来るという算段だった?
ハリス氏も5日のラジオ番組で、「今夜必ずこの会場で支持者の前で演説をする」と話していたんですが、急きょ、劣勢が伝えられているということもありまして、1日延ばして翌日にするというスケジュールに変えたそうです。
――そこにいる世界のプレスは、その変更を何があったからだと受け止めている?
やはり私たちもそうなんですが、劣勢をこの場所で伝えています。
私はなかなか気づくことができなかったんですが、各メディアは徐々に数千人が集まっている場所から人がいなくなっていると。それは深夜0時を過ぎたからということではなくて、劣勢が伝えられているためだと、諦め始めたと、そういうような話をしておりまして、徐々に会場内でも劣勢の雰囲気が伝わってきているというような状況です。
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