おととし就任した韓国のユン・ソンニョル大統領はまもなく5年間の任期の折り返しを迎えますが、このところ、大統領夫妻が過去の選挙で与党の候補の公認をめぐり不当に介入した疑惑が取り沙汰され、野党が批判しているほか、与党のトップも「大統領は謝罪すべきだ」と発言しています。
こうした中、ユン大統領は7日、記者会見を開き、疑惑が出ていることについて「すべては私の不注意であり、不徳の致すところだ」と述べ、陳謝しました。
一方で、「不適切なことはしておらず、隠すことはない」と、不正については否定しました。
また、キム・ゴニ(金建希)夫人については「慎重に行動しなければならないのに、国民に心配をかけているのは間違いだ」と述べました。
世論調査機関の韓国ギャラップが11月1日に発表した調査では、ユン大統領の支持率が19%と、就任以来初めて20%を割り込みました。
ことし4月の総選挙では与党が大敗していて、残る2年半の任期中も少数与党のもとで前途多難な政権運営を迫られる見通しです。
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