韓国大統領府はアメリカの2期目のトランプ政権発足に備えるため、経済や安全保障の課題を話し合う会議を10日、開きました。

このなかでユン・ソンニョル大統領は、最も大きな影響を受けるのは通商分野だとして副首相をトップとする対策会議の立ち上げを指示しました。

さらに「安全保障の分野でも構造的な変化が起こりうる」と述べ、アメリカとの同盟のもと、北朝鮮への抑止力を強化するため、綿密に準備するよう指示しました。

韓国大統領府の高官によりますと、会議では、北朝鮮への対応などのため、バイデン政権のもとで強化された日米韓3か国の安全保障協力を深めていく方針を確認したとしています。

韓国国内では、トランプ氏が北朝鮮の出方によっては北朝鮮の核保有を事実上、容認するのではないかとの見方も専門家などの間で出ていますが、韓国大統領府の高官は「北朝鮮の非核化」を揺らぐことなく目指す方針も確認したと強調しています。

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