【テヘラン共同】サウジアラビア軍のルウィーリ参謀総長は10日、訪問先のイランの首都テヘランでイラン軍のバゲリ参謀総長と会談し、国防分野における協力促進を確認した。国営イラン通信が伝えた。中東の覇権を争う地域大国の軍高官同士が会うのは異例。  バゲリ氏は「共通の利益と多くの可能性を考慮すると、両国間の協力は拡大すべきだ」と強調。イラン海軍の演習にサウジ海軍が参加するよう呼びかけた。ルウィーリ氏は両国による昨年3月の外交関係正常化合意について「われわれはこの合意を戦略的な機会だと捉えている」と評価した。  両国は中国の仲介で外交関係の正常化で合意して以降、大使館が再開するなど関係改善が進む。


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