イスラエル軍は隣国レバノンでも軍事作戦を続けていて12日も首都ベイルート郊外やレバノン南部の一部地域で住民に退避するよう通告し、イスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点への空爆を行っています。
ロイター通信は12日、レバノン中部への空爆で少なくとも5人が死亡したと伝えています。
ヒズボラもロケット弾や無人機を使ったイスラエル領内への攻撃を続けていてイスラエルメディアは12日、北部ナハリヤへの攻撃で2人が死亡したと伝えています。
レバノン情勢をめぐってはレバノン側の死者が3000人を超えるなか、アメリカが最近、停戦の働きかけを強めていますが、イスラエルのカッツ国防相は12日、SNSへの投稿で「レバノンでの停戦も作戦の休止もない。戦争の目的を達成するまで全力でヒズボラへの攻撃を続ける」と強硬な姿勢を強調し、事態の収束は見通せない状況です。
こうした中、アメリカのニュースサイト、アクシオスはイスラエルのネタニヤフ首相の側近の閣僚がアメリカのフロリダ州の自宅でトランプ氏と会談し、ヒズボラに対する今後の軍事作戦などについて説明したと12日、伝えました。
ネタニヤフ首相は良好な関係にあるとされるトランプ氏との連携を早くも開始したかたちです。
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