南太平洋にある人口およそ1万8000人のパラオでは、11月5日に大統領選挙が行われ、アメリカや台湾との関係を重視する現職のウィップス氏と、前の大統領、レメンゲサウ氏の一騎打ちとなりました。
パラオの選挙管理委員会によりますと、開票などは、ほぼ終了し、
▽ウィップス氏が5626票
▽レメンゲサウ氏が4103票と
ウィップス氏の再選が確実で、近く、選挙管理委員会が結果を確定する見通しです。
ウィップス氏は声明を発表し、2期目の政権運営を担う決意を示しました。
太平洋の島しょ国では、中国が開発援助をてこに影響力を増していて、5年前の2019年には、ソロモン諸島とキリバスが、そして、ことしに入ってナウルが台湾と断交し、中国と国交を結んでいます。
こうした中で、パラオでアメリカや台湾との関係を重視するウィップス大統領が続投するのか、選挙の結果が注目されていました。
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