10月に発表された2024年の世界大学ランキングで、岡山・香川ではあの大学が初めてランクインしました。佐藤理子アナウンサーの解説です。
(佐藤理子アナウンサー)
「10月9日、イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education」、THE(ティー エイチ イー)が発表している「世界大学ランキング2025」が発表されました。このランキングは、世界の大学を「教育」、「研究環境」、「研究の質」、「産業」、「国際性」の5つの分野で評価して総合順位が決められます。
岸下さん、中塚さん、世界に大学はどれぐらいあると思いますか?」
(岸下恵介キャスター)
「ちょっとなかなか…国内だけでもどれくらいあるか。3万とか」
(中塚美緒キャスター)
「私立、国公立とあるので、国内だけでも何千あるかと思うと…世界だと5万?」
(佐藤理子アナウンサー)
「意外と少ないと感じられるかもしれません。THEによりますと、世界に約2万3000の大学があるということです。日本国内には約800大学があります。その中で、今回ランクインしたのは2092大学。1位は、イギリス・オックスフォード大学、2位がアメリカ・マサチューセッツ工科大学、3位がアメリカ・ハーバード大学と上位は、イギリスとアメリカの大学が占めています。日本の大学でトップは東京大学で28位、次が京都大学の55位でした。岡山大学は801位~1000位、香川大学は1201位~1500位にランクインしました。
そんな中、2024年に初めてランクインしたのが岡山理科大学です。中四国の私立大学では初の快挙となりました。なぜランクインしたのかその理由に迫ります」
初めてランクインした感想を学生に聞いてみると?
(学生は…)
「世界に認められる大学だと知ってとてもうれしい」
「理大はここまですごい力を持っているんだと感じた。」
岡山理科大学の順位は、ランクインした日本の私立大学の中で、20位タイ。“関関同立”と同じランクとなりました。
【福島市/2023年7月】
スーパーに並んだベニザケの刺身や切り身。
(試食した買い物客は・・・)
「癖がなくて脂が乗っていておいしい」
このベニザケは岡山理科大学が開発した淡水でも海水でもない特殊な水「好適環境水」を使って育てられました。ベニザケは病気に弱く、成長が遅いため養殖が難しいとされてきましたが、岡山理科大学が世界で初めて養殖に成功しました。
さらに、通常は成魚になるまで4年ほどかかりますが、「好適環境水」を使って養殖すると1年半で出荷できます。岡山理科大学はこれまでに数々の養殖に成功し、世界の漁業を変える取り組みとして注目されています。
他にも獣医学部と工学部、情報理工学部が連携し新しいデバイスの開発に取り組んでいます。こちらは、半身不随のイヌの歩行を手助けする器具。動物だけでなく飼い主の生活の質向上にもつながることが期待されています。
(岡山理科大学理学部 岩永哲夫教授)
「研究を通して社会貢献を目指しているので、そういった所が評価されたのでは」
■ロボットコンテスト
「学生の盛り上がる声」
岡山理科大学は、質の高い研究を進めるため、実践・フィールドワークを大切にしています。工学部では1年生からロボットの技術を競うロボットコンテストを開催。学生の興味・関心を引き出すだけでなく、早い段階で専門知識と技術を習得でき、トラブルへの対処能力も養われます。
(学生は…)
「実践が多いと自分が何がしたいかを見つけられるし、経験にもつながるのでいい」
(岡山理科大学理学部 岩永哲夫教授)
「(入学時は)右も左もわからない状況だが、何か1つの目標に向かって活動することで目の色が変わってくる」
(岸下恵介キャスター)
「「好適環境水」での養殖は私も取材したことがあるのですが、やはり研究自体も面白いものも多いですし、学んでいる、実践に取り組んでいる学生の表情も生き生きとしているなという印象はあるんですね」
(中塚美緒キャスター)
「学生主体ですごくすてきな大学だなと感じますし、恐竜学科もできましたからこれから注目が高まっていくと思います」
(佐藤理子アナウンサー)
「取材をしていると、教員と学生の距離が近く、密にコミュニケーションがとれる環境で同じ目標に向かって意欲的に学生が取り組んでいるところが、質の高い研究ができる岡山理科大学の強さでもあると感じました。一方で、日本の大学はトップの東京大学でも28位、国際性や研究成果全般に関しては、評価が低い傾向にあり、国際競争力の底上げが喫緊の課題と言えそうです」
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