イスラエル軍は、ガザ地区への攻撃を続け、中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、13日の攻撃で住民13人が死亡したと伝えています。
ガザ地区の人道状況については、アメリカが10月に、イスラエルに対して改善を求める書簡を送り、30日以内に具体的な改善がみられない場合は、軍事支援を停止する可能性を示唆していました。
これについて、アメリカ国務省のパテル副報道官は12日、記者会見で「一定の改善がみられた。アメリカの方針に変更はない」と述べ、イスラエルが支援物資を搬入する新たな検問所の開放などに取り組んだことを評価するとして、軍事支援を停止する措置は行わない考えを示しました。
ただ、現地で支援にあたるUNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関の担当者は、12日の会見で、10月にガザ地区に搬入された人道支援物資は、平均で1日当たりトラック37台分と、ここ数か月で最低の水準にとどまっていると指摘しました。
また、WFP=世界食糧計画も、SNSへの投稿で、たび重なる住民の避難などによって人道支援活動が極めて困難になっていると訴え、一刻も早い停戦の実現を呼びかけています。
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