アメリカでは今月5日大統領選挙に合わせて連邦議会の上下両院の選挙が行われ、上院ではこれまでに共和党が多数派を奪還することが確実になり、下院で民主党と共和党のどちらが多数派を握るかが焦点となっていました。

そして、各州で開票が進んだ13日、アメリカ・ABCテレビは、上院に続いて下院でも共和党が多数派となることが確実になったと伝えました。

今回、大統領選挙で共和党のトランプ氏が勝利したことから、大統領職と上下両院をすべて共和党が掌握するいわゆる「トリプルレッド」と呼ばれる状況になります。

アメリカでは予算案や法案の成立には、大統領が署名する前に議会の両院で可決されている必要があり、民主党のバイデン政権下では、下院で多数派を握っていた共和党との間で、予算案などの調整に時間がかかる場面も見られました。

トランプ氏にとっては予算案などの成立に向けて議会の協力を得やすい環境となることから、来年1月からの政権運営の追い風となります。

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