イスラエル軍はヒズボラに対する攻勢を強めていて、14日も首都ベイルート郊外でヒズボラの兵器貯蔵施設を破壊したほか、南部でもロケット弾の発射台を攻撃したなどと発表しました。

一方、ヒズボラも14日、ロケット弾でイスラエル北部の軍事施設を攻撃したなどと主張していて、双方で攻撃の応酬が続いています。

こうした中、14日、ロイター通信は、レバノンに駐在するアメリカ大使が、レバノン国民議会のベッリ議長に停戦の草案を手渡したと報じました。

草案の詳細は明らかになっていませんが、イスラエルはこれまでヒズボラが停戦協定を違反した場合などに、ヒズボラのいかなる対象も攻撃できる権利があると主張していると伝えられています。

イスラエル側の要求に沿った形のこうした提案を、そのままヒズボラが受け入れることは難しいとみられるだけに、停戦が実現するかは不透明な状況です。

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