マレーシアで10月、横にちょこちょことカニ歩きをしながら、にんじんを片手に“食べ歩き”をするマレーグマがカメラにとらえられた。
普段は座って食事するのが普通だが、この日は飼育員の持っていたバケツのエサが気になり、食べながら近づいてきたのではないかという。
まるで“人間”!食べ歩きを楽しむクマ
マレーシアで10月16日に撮影されたのは、二足歩行で食べ歩き中のマレーグマ・ロモリナちゃんだ。
この記事の画像(11枚)前足にニンジンを持ち、後ろ足でカニ歩きする姿は、思わず中に人間が入っているのではないのかと疑いたくなる姿だ。
映像が撮影されたのは、ボルネオマレーグマ保護センター。
現地で保護に携わる「BSBCC Japan」代表理事・須崎菜緒さんも、この姿にはびっくりしたという。
須崎菜緒さんは、「普段は上半身起こして座りながら食べるんですね。なので、立って歩き始めるっていうのはかなりレアです」と珍しい光景だと語っている。
おかわり求め…“立ち歩き”
世界最小のクマとして知られるマレーグマだが、立ち上がるのは危険を感じて威嚇するときが多いという。
しかし、ロモリナちゃんが立ち上がったのは、別の理由があった。
須崎菜緒さんによれば、「飼育員のわれわれが餌をバケツの中に持ってたので、ほかに何がある?っていった感じでのぞきに来た。次の食べ物を待っているという感じ」だという。
そんな食いしん坊なロモリナちゃんも、将来的には野生に戻ることを目指している。
(「イット!」 11月13日放送より)
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