このうち、18日公表されたタイのことし7月から9月までのGDPは、去年の同じ時期と比べた実質の伸び率がプラス3.0%となりました。

コンピューターや電子部品などの輸出が好調だったほか、外国人旅行者数の回復でホテルの利用や飲食店での消費が拡大したことが主な要因です。

また
▽マレーシアもアメリカ向けの半導体などの輸出が堅調で、実質の伸び率はプラス5.3%となりました。

このほか
▽ベトナムが7.4%
▽フィリピンが5.2%
▽地域最大の経済規模を持つインドネシアは4.9%
▽シンガポールが4.1%
といずれもプラス成長となりました。

ただ、景気の先行きをめぐっては、アメリカ大統領選挙で勝利したトランプ氏が東南アジアと経済的な結び付きが強い中国に対して高い関税を課す姿勢を示していることから、東南アジア各国では、今後どのような影響が波及してくるのか警戒感が出ています。

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