日本を訪れているUNDPのスティーブン・ロドリケス アフガニスタン常駐代表は19日、都内でNHKのインタビューに応じました。
この中で、ロドリケス代表はタリバンの暫定政権がことし8月、女性に公の場で全身や顔を布で覆うことなどを義務づける法律を新たに施行したことについて、「法律は女性の顔と声を社会から消すものだと言われている。女性や少女たちの生活が厳しくなり、深刻な経済的影響を及ぼしている」と述べて女性への抑圧が強まる状況に危機感を示しました。
そのうえで、国際社会の関心がウクライナや中東などへ向けられるようになってアフガニンスタンでは各国や支援団体からの援助が減り、女性たちに働く場を提供したり、生活を支援したりするための資金はことしの活動に必要な額の半分以下にとどまっていると指摘しました。
ロドリケス代表は、「支援を必要としているアフガニスタンの女性たちのことを忘れないでほしい」と述べて、国際社会が働きかけと継続した支援を行うべきだと訴えました。
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