韓国当局は21日、北朝鮮が2019年に日本円で約60億円の暗号資産を盗んでいたことを確認したと発表しました。
韓国の警察庁は2019年に、韓国の暗号資産取引所でいわゆる仮想通貨イーサリアムが盗まれた事件について、北朝鮮のハッキンググループの犯行と断定したと21日、発表しました。
被害額は当時の相場で約580億ウォン、日本円にして約60億円で、現在の相場は当時の25倍となっています。
国連安全保障理事会などの報告では、制裁で資金獲得が困難となっている北朝鮮が暗号資産を狙いサイバー攻撃を主導していると指摘されていて、世界各地で被害が確認されていますが韓国で北朝鮮による犯行が明らかになったのは初めてです。
これまでに盗まれた暗号資産は核やミサイルの開発などに使用されたとみられています。
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