アメリカの有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は21日、西側の当局者の話として、ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への攻撃で北朝鮮軍の高官が負傷したと伝えました。

ロシアによるウクライナ侵攻をめぐって、西側の当局者が北朝鮮軍の高官の負傷を明らかにしたのは初めてだとしています。

アメリカ政府は、ウクライナ軍が越境攻撃を続けるクルスク州にはロシアに派遣された北朝鮮の兵士が展開し、ロシア軍とともに戦闘に参加していると指摘しています。

欧米のメディアは、ウクライナ軍がアメリカなどから供与された射程の長いミサイルを使ってロシア領への攻撃を始め、クルスク州にも20日にイギリスから供与された「ストームシャドー」が発射されたと伝えています。

ウクライナのゼレンスキー大統領は19日に行った演説で、ロシア西部に配置されている北朝鮮の兵士について「10万人に増える可能性がある」と述べて危機感を示していて、クルスク州での戦闘が激しさを増しています。

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