台湾の最大野党・国民党の正式な名称は「中国国民党」で、中国革命の父と呼ばれる孫文が130年前の1894年11月24日に設立した「興中会」が前身です。
国民党は24日、台湾北部の桃園で開かれた党大会で創立130年を祝い、トップの朱立倫主席は演説の中で「われわれが共産勢力の拡張を阻止し、台湾を守った」と強調しました。
そのうえで「両岸の交流と対話を継続的に進めていくとともに、両岸の緊張した雰囲気を引き下げ、地域を安定させる役割を果たすことができる」と述べ、与党・民進党への圧力を強める中国との緊張緩和に努める考えを示しました。
一方で朱主席は「アメリカや日本、ヨーロッパやシンガポールなどの重要な民主国家と非常に密接な関係を築く」と述べました。
国民党としては、党の国際化を進め、民主主義の国々とも良好な関係を構築していく姿勢を示すことで、幅広い支持の獲得を目指すねらいがあるとみられます。
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