イスラエルとハマスは、戦闘の休止や人質の解放に向けた交渉を行っていて、ハマス側が先月29日にエジプトで協議した内容を持ち帰り、対応を検討していると伝えられています。
この交渉についてアメリカのバイデン大統領は先月30日、SNSに投稿し、交渉の仲介役を務めるエジプトやカタールの首脳と前日に行った電話会談で「ガザ地区での即時停戦と人質を解放するための合意に向けて話し合った」としました。
そのうえで「ハマスが唯一の妨げになっている」と指摘し、エジプトなどと協力して交渉で提案されている内容の完全な履行を確かなものにし、人質を解放するために全力をあげる考えを示しました。
バイデン大統領は現在、ブリンケン国務長官を中東に派遣し、交渉の進展を目指して、関係国との協議を活発化させていて、ブリンケン長官は訪問先のヨルダンで「あとはハマスに委ねられている。もう遅れや言い訳は許されない。行動する時は今だ」と述べました。
ブリンケン長官はこのあとイスラエルでネタニヤフ首相とも会談する予定です。
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