2019年6月、大阪で首脳会談に臨むトランプ米大統領㊧と中国の習近平国家主席=ロイター

【北京=田島如生】在米中国大使館は25日、トランプ次期米大統領が中国からの輸入品に追加で10%の関税を課すと表明したことに反発した。報道官が声明で「中米の経済貿易協力の本質はウィンウィンだ。貿易戦争や関税戦争に勝者はいない」と強調した。中国メディアが伝えた。

トランプ氏が中国からメキシコなどを経由して米国に合成麻薬「フェンタニル」が流入していると指摘したことには「根拠がなく、事実と現実に背く」と反論した。「中国は既に麻薬密売の対策措置を講じ、進捗を米側に通知している」と主張した。

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