ロシア当局は、ウクライナ軍からアメリカ製の長距離ミサイルATACMSの攻撃を受けたと発表しました。

ロシア国防省は26日、西部クルスク州が23日と25日にATACMSの攻撃を受けたと明らかにし、ミサイルの残骸写真を公開しました。

23日は5発のミサイルが発射され、ロシア軍はこのうち3発を迎撃。

2発は標的に命中し、複数の負傷者が出たとしています。

また、25日は8発中7発を撃ち落としたものの、落下したミサイルの破片で軍人2人が負傷したほか、インフラ設備が被害を受けたということです。

ロシア国防省は、報復攻撃を準備しているとしています。

一方、ウクライナ空軍は25日から26日にかけて、首都キーウなど各地が188機のドローン攻撃を受けたと明らかにしました。

一晩の攻撃では最多の数だとしています。

インフラ施設や集合住宅などが被害を受け、ゼレンスキー大統領はSNSで「ロシアは記録的な数のドローンを発射した。こうした攻撃ができるのは制裁を回避しているからだ」とした上で「制裁を機能させ、ロシアの侵略を止めなければいけない」と強調し、各国に協力を求めました。

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