ロイター通信は26日、事情に詳しい関係者の話として、トランプ氏の政権移行チームが、トランプ氏と北朝鮮のキム・ジョンウン総書記との直接会談について検討を行っていると伝えました。
北朝鮮との意思疎通を再び図ることが目的で、具体的な時期の計画などは定められていないということです。
一方で、北朝鮮に関わる問題は、中東やウクライナ情勢といった外交問題よりも優先されない可能性があるほか、トランプ氏は最終的な判断を下していないともしています。
トランプ氏は、朝鮮半島の非核化に向けて、政権を担っていた2018年にシンガポールでキム総書記と史上初の米朝首脳会談を行うなど、合わせて3回会談していますが、立場の隔たりは埋まらず、その後、米朝の間で進展はみられないままです。
トランプ氏は、来年1月の政権発足に向け、先週、安全保障担当の大統領副補佐官にキム総書記との首脳会談に尽力したとするアレックス・ウォン氏を起用すると発表していて、次期政権のもとで会談の実現に向けて具体的な動きが出てくるのかが焦点です。
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