「北欧バルトサミット」は、外交と安全保障の連携強化に向けた北欧の5か国とバルト三国の枠組みで、スウェーデンの首都ストックホルムの郊外にある首相公邸で28日まで開かれます。

およそ30年前から毎年、主に外相級の協議が行われてきましたが、スウェーデン政府によりますと、ことしは各国の首相が出席し、ポーランドのトゥスク首相も招かれています。

アメリカのトランプ次期大統領がNATOへのヨーロッパ側の貢献が少ないと批判し、そのあり方を見直すとしている中、議題の中心は、ヨーロッパの安全保障です。

また、トランプ氏がロシアの軍事侵攻を受けるウクライナへの支援の継続に消極的な姿勢を見せてきたことから、各国はウクライナ支援の強化についても話し合う見通しです。

会議に参加する9か国のうち6か国がロシアと国境を接し、会議では、ロシアも面するバルト海を含めたヨーロッパの安全保障へのアメリカの関与に向けてどのようなメッセージを打ち出すかが焦点です。

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