ロイター通信が27日に台湾や地域の複数の安全保障担当者の話として伝えたところによりますと、台湾の頼清徳総統が11月30日から12月6日まで太平洋島しょ国を訪問したりハワイやアメリカ領のグアムに立ち寄ったりするのを口実に、中国が台湾周辺で軍事演習を行う可能性があるということです。

演習の時期については頼総統の外国訪問の前後だろうとしています。

演習は、中国が現在南シナ海や東シナ海で行っている定期的な軍事活動を台湾周辺で展開するほか、中国の空軍と海軍による通常の戦闘準備パトロールを拡大して行う可能性があるということです。

ロイター通信の報道について、台湾国防部は「敵対的な脅威に直面した場合は実力をもって平和を守る用意が十分にある」とコメントしています。

中国は、頼総統の就任以降、2024年5月と10月の2回台湾周辺で大規模な軍事演習を行っていて、「台湾独立派」とみなす頼総統への圧力を強めています。

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