バイデン米大統領（ゲッティ＝共同）
【ワシントン共同】バイデン米大統領は２８日、トランプ次期大統領が発表したメキシコとカナダに対する関税強化を巡り、国境を接する両国は重要な同盟国で「関係悪化は何があっても避けなければならない」と訴え「逆効果だ」として再考を求めた。国内では物価上昇や雇用喪失につながるとして批判が出ている。 ロイター通信によると、メキシコのシェインバウム大統領は２８日、トランプ氏との２７日の電話会談について「友好的だった。良い関係を築くことで合意した」と述べた。関税は直接的には議論しなかったと説明。米国入国を目指す移民が国境に到達する前に対応する方針を伝えたとし「国境は閉鎖しない」と話した。 トランプ氏はシェインバウム氏との会談後、自身のソーシャルメディアで、同氏が国境の事実上の閉鎖に同意したと発表しており、両者の説明に食い違いがある。トランプ氏は２５日、メキシコとカナダから流入する不法移民と医療用麻薬への対策が取られるまで、両国からの全輸入品に２５％の関税を課すと表明した。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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