【プノンペン共同】カンボジア北西部シエムレアプで開催中の対人地雷禁止条約(オタワ条約)の第5回再検討会議は29日、地雷のない世界へ向けた今後5年間の行動計画や「シエムレアプ宣言」を採択し閉幕した。宣言は、ロシアによるウクライナ侵攻などを念頭に「新たな武力紛争で使用され、深い憂慮を抱く」とし、廃絶と逆行する動きに危機感を示した。  宣言は「地雷のない世界」の実現を目指し、あらゆる地雷の使用を非難すると強調。非締約国の米国やロシアなどを念頭に、国際人道法の順守を求めた。全ての非締約国に即時の加盟を要請、外交の働きかけを強めるとした。

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