イスラエル軍とヒズボラの戦闘をめぐっては11月27日に停戦が発効し、双方は激しい戦闘を続けてきたレバノン南部から今後撤退することになっています。
こうした中、イスラエル軍は29日、レバノン南部でヒズボラがロケット弾の発射装置を移動させ、これが合意違反にあたるとして空爆を行ったと発表しました。
イスラエル軍がヒズボラの合意違反を主張して空爆を行ったのは2日連続です。
また、イスラエル軍は依然、レバノン南部を占拠していて、30日もイスラエルとの国境に近いおよそ60の集落に戻らないよう住民に通告しました。
一方、ヒズボラの最高指導者カセム師は停戦合意後、初めてとなる演説の動画を29日に公開し、イスラエル軍に対して勝利を収めたとしたうえで「合意を履行するためにレバノン軍と高いレベルで連携する」などと述べました。
レバノン情勢をめぐってアメリカ中央軍は、停戦合意の履行を監視する委員会の共同委員長として、高官をレバノンに派遣したことを発表し、今後合意が順守されるかが焦点です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。