30日、ベトナム・ハノイで開かれた国会に出席するトー・ラム共産党書記長(前列左から2人目)ら(VNA=共同)

 【ハノイ共同】ベトナム国会は30日、初の原発建設計画の再開を承認し、政府が政策を進めることを認めた。原発導入で電力の安定供給を図り、2050年までの目標として掲げる温室効果ガス排出量の実質ゼロ実現につなげたい考えだ。具体的な建設案は今後、検討される見通しだ。ベトナムメディアが報じた。  国会は09年、中部ニントゥアン省の2カ所に原発を2基ずつ建設する計画を決定。日本とロシアが建設を請け負うことも決まったが、安全性や国の財政状況が問題視され、16年に計画撤回が決まった。今回、日本が関わるかどうかは不透明だ。

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