11月30日、確保したシリア軍の戦車の上に立つシリア反体制派の支持者(AP=共同)
【エルサレム共同】シリア人権監視団(英国)は11月30日、シリア反体制派が北部の要衝アレッポの空港を掌握したと明らかにした。ロイター通信によると、ロシアはシリアのアサド政権に軍事支援を約束。政権軍は反撃の準備を進めているもようだ。 アレッポは最近数年間、政権の統治が安定していたが、反体制派が27日に電撃的な攻勢を開始。29日に中心部に到達したとの主張が報じられた。監視団によると、反体制派はさらに中部ハマに接近。AP通信によると、反体制派は30日、ハマに到達したと発表した。 監視団によると、アレッポでロシアの戦闘機が行ったとみられる攻撃があり、少なくとも16人が死亡し、20人が負傷した。27日に始まった戦闘の死者は320人を超えたとされる。 国営シリア・アラブ通信によると、政権軍は反体制派からの奪還に向けすぐに反撃を開始すると強調した。アサド大統領はイラクのスダニ首相と電話会談。スダニ氏はシリア支援の用意があると確認したという。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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