集合住宅の部屋の前で怒鳴り声をあげるデリバリー配達員の男と、頼んでいない料理を食べた上で配達間違いのクレームを入れた住人。中国・湖北省で起きた“どっちもどっち”な迷惑な騒ぎの結末は……。
「どうせ収入がないから毎日来るぞ!」配達員怒り
中国・湖北省で17日、集合住宅に住む住人が目撃したのは、デリバリー配達員の男が「嫌がらせか?嫌がらせか?」と怒声を上げながら玄関のドアを蹴る瞬間だ。
この記事の画像(11枚)「どうせ収入がないから毎日来るぞ!待ってろ!」と怒鳴る配達員。しかもなんと、その右手には包丁のようなモノも握られている。
その頃、中の住人が撮影した映像には、配達員が手に持った包丁をちらつかせながら家の中に侵入しようとする様子が捉えられていた。
住民の男性が「はやく閉めろ!」と声をあげ、急いで鍵を閉める女性。その直前、配達員に対しドアの隙間から「全部撮影したよ!」と警告する様子もあった。
「俺をののしっていい気分だった?気分よかったか?」と怒鳴り続ける配達員。なぜこんなに住人に対して怒りを爆発させているのかというと、きっかけはこの配達員が別の住人の料理を間違えて配達したことだった。もちろん配達を受けた住人は、本部へ配達員のクレームをつけた。
しかし、実はこの住人、“頼んでいない別の人の料理”を受け取ったにも関わらず、報告せずに食べて、クレームを入れたという。
そこで配達員は「タダで食べさせたのに、何でクレームつけて罰金したんだ?嫌がらせか?嫌がらせか?」と怒っていたのだ。
「通報しても俺は悪くない方だ!」と怒鳴る配達員に、「帰れ帰れ!帰れ!」と言い返す住人。
“配達先を間違えた配達員”と“違う人の料理を食べてしまった住人”の、なんとも迷惑な騒ぎ。どちらも譲らず、通報を受けた警察が仲介し示談したという。
(「イット!」 11月25日放送より)
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