就任後初の外遊の経由地として米ハワイ州ホノルルに滞在中の台湾の頼清徳(ライチントー)総統は1日(日本時間2日)、米国のペロシ元下院議長と約20分にわたって電話し、台湾の半導体産業や中国の台湾に対する軍事的脅威などについて意見を交わした。台湾総統府が明らかにした。
ペロシ氏は米民主党の重鎮で、これまでも台湾支持の姿勢を示してきた。下院議長だった2022年8月には台湾を訪問。反発した中国は台湾を取り囲む形での大規模軍事演習を行い、弾道ミサイルを発射した。
総統府によると、ペロシ氏は電話で、「台湾がなければ、インド太平洋の安全保障や世界経済に想像できない結果を招く」と台湾の重要性を強調。台湾の国際組織への参加について支持を表明するなどしたという。
このほか頼氏はこの日、複数の米側の「古い友人」と電話で意見を交わした。総統府は「党派を問わず台湾への支持を表明した」としている。
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