東京都とオーストラリアのクイーンズランド州政府は2日、再生可能エネルギーを使って生産するグリーン水素の貿易や投資で協力する合意書を締結した。クリーンエネルギー分野での情報共有や職員交流を進め、両国でのいち早い事業化を目指す。
小池百合子知事は「エネルギーの安定確保と脱炭素化を実現する切り札がグリーン水素だ」としたうえで「知恵を出し合いながら社会実装を強力に進める」と話した。
ロズ・ベイツ同州ファイナンス・貿易・雇用・職業訓練大臣は「水素分野の新技術や国際サプライチェーンの構築で日本は潜在力を持っている」と応じた。
オーストラリアは国を挙げて水素産業の振興に力を入れている。都は2月にも同国のニューサウスウェールズ(NSW)州と水素のサプライチェーンや技術開発で協力する合意書を締結している。
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