アメリカのバイデン大統領は1日、銃の不法購入などで有罪の評決を受けた息子のハンター・バイデン氏に恩赦を与えたと発表しました。

退任前にこれまでの立場を変えた形です。

ハンター氏は違法薬物の依存症を隠し、拳銃を所持したなどとして3つの罪で有罪評決を受けたほか、脱税や申告漏れなどでも起訴されています。

バイデン大統領は声明で、「私の息子であるという理由だけで標的にされた」と指摘し、議会などによる政治的圧力で不当な起訴を受けたと恩赦の理由を説明しています。

バイデン氏はこれまで「司法の判断を尊重する」として、息子に対する恩赦を否定していました。

2025年1月に退任が迫る中での方針転換には、身内に甘い判断を下したと批判が集まりそうです。

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