福島第一原発の処理水放出を巡り、中国政府は海水サンプルの採取を終えて、中国国内で分析を進めていると明らかにしました。

中国外務省は3日の記者会見で、10月中旬に、IAEA(国際原子力機関)主催のもと、中国を含む各国の専門家が福島第一原発近くの海域で海水サンプルを採取したことを明らかにしました。

海水サンプルは中国の研究機関によって分析が進められていて、後日、結果が発表されるということです。

日本政府関係者によりますと、12月中にも岩屋外相が中国を訪問し、王毅政治局委員兼外相と会談する方向で調整されていて、会談では今回の分析結果をもとに、日本産水産物の輸入再開についても話し合われるものとみられます。

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