アンゴラを訪問しているアメリカのバイデン大統領は3日、首都ルアンダでロウレンソ大統領と会談しました。

この中でバイデン大統領は、アフリカ内陸部の国々から大西洋に面したアンゴラの港に資源などを輸送する鉄道網の整備を支援するため、これまでに30億ドル、日本円にしておよそ4500億円を投資してきたと説明し、アンゴラとの関係をさらに強化したいという考えを強調しました。

ホワイトハウスによりますと現職のアメリカの大統領がサハラ砂漠以南のアフリカの国を訪れるのは2015年のオバマ氏以来で、バイデン大統領は、4日にはこの鉄道網が通る周辺国の首脳とも意見を交わす予定です。

また、バイデン大統領は現地で行った演説で、干ばつで影響を受けたアフリカの人たちに対し、10億ドルを超える新たな人道支援を行うと表明しました。

アフリカでは中国がインフラ分野への資金の拠出などを通じて影響力の拡大を図る姿勢を鮮明にしていて、バイデン大統領としてはアフリカ諸国への関与を強調し、中国に対抗するねらいもあるとみられます。

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