アメリカ・ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港から保安検査をすり抜けフランスへ密航した女性がアメリカに送りかえされる予定だった機内で騒ぎを起こし降ろされていたことがわかりました。
女性は先月26日、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で複数の保安検査を通り抜け、チケットなしでパリ行きのデルタ便に乗り込み、飛行中はトイレにいて座席に座ることはなかったということです。
現地メディアによりますと、女性はパリのシャルルドゴール空港に到着後、フランス当局により身柄を拘束されました。
その後、先月30日にアメリカに送還される便に搭乗した際に、「私はアメリカに戻りたくない」などと大声で叫び始めたため飛行機から降ろされ再び拘束されているものとみられます。
アメリカの運輸保安局(TSA)はFNNの取材に対し、「JFK空港で発生したこの事件について独自に調査している。搭乗者が手続きに違反したという証拠がある場合、民事訴訟を起こす」とコメントしています。
現地メディアは密航した女性はアメリカの永住権を持つロシア人で以前にフランスに亡命を求めていたことがあると伝えていて、関係当局は詳しく事情を聞く方針です。
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