アメリカから北朝鮮に武器を密輸したとして3日、中国籍の男が訴追されました。

中国籍のシェンフア・ウェン容疑者(41)は2023年、少なくとも2回にわたり、カリフォルニア州の港から香港経由で、北朝鮮に銃や弾薬を密輸した疑いで、アメリカの連邦当局に訴追されました。

訴追状によりますと、ウェン容疑者の自宅からおよそ5万発の弾薬や危険物質の検出装置、盗聴装置の探知機などが見つかり、FBIが押収したということです。

ウェン容疑者は2012年に、学生ビザでアメリカに入国し、有効期限が切れたあと不法滞在していて「アメリカ入国前に中国で北朝鮮政府高官に会い、武器の調達を行うよう指示された」と話し容疑を認めています。

また、北朝鮮政府からおよそ200万ドル(日本円にしておよそ3億円)を受けとり、銃器販売の許可を持っている会社を15万ドル(およそ2千万円)で買収していたということです。

さらに、ウェン容疑者は民間航空機のエンジンンの購入やアメリカ軍の軍服の購入なども依頼されていて軍事用ドローンの開発やアメリカ軍になりすまして奇襲するためだったとみられています。

ウェン容疑者は「北朝鮮が韓国への攻撃に備えるためだったと考えている」と説明しているということです。

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