台湾の頼清徳総統は4日太平洋諸国の歴訪の途中、アメリカ領のグアムに立ち寄りジョンソン下院議長らと電話会談しました。

中国は対抗措置を示唆し警告しています。

頼総統は4日、アメリカ領のグアムに到着しグアムの知事らの出迎えを受け翌日には知事らと朝食をともにしました。

頼氏は5日、グアム議会を訪問し議長からグアムと台湾の友好決議文を贈られ台湾への支持に感謝の意を述べました。

そして、頼氏はジョンソン下院議長らアメリカの超党派の議員らと電話会談しました。

台湾メディアは電話会談でジョンソン氏らが頼氏にアメリカへの立ち寄りを歓迎し民主主義と自由を守るため台湾を支持することなどを伝えたと報じています。

これについて、中国外務省の報道官は5日の会見で「台湾問題は中国の核心的利益の中心であり米中関係における越えてはならない最初のレッドラインだ」と強調し中国は領土主権を守るため「断固とした強い措置をとる」と述べ対抗措置を示唆し、警告しました。

台湾国防部は12月3日の会見で中国の空母の動きを監視していることを明らかにし、ロイター通信は中国が今週末に軍事演習を行う可能性を伝えています。

頼氏はグアムのあと最後の訪問国パラオに向かい、6日に台北に戻ります。

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