トランプ次期大統領のもと、アメリカ連邦政府の支出削減策を検討する組織“政府効率化省”を率いることになった実業家のイーロン・マスク氏は5日、起業家のビベック・ラマスワミ氏とともに首都ワシントンの連邦議会を訪れ、上下両院の議員らと初めての会合を開きました。

非公開の会合に先立って共和党のジョンソン下院議長は「年明けからの新しい議会に向けた、土台作りのための最初の会合だ」と述べました。

会合のあと、マスク氏はSNSに投稿し「真の経済成長のためには人々は政府の生産性の低い仕事から民間の生産性の高い仕事にシフトさせる必要がある」として、政府職員に働く場を民間に切り替えてもらうことで政府職員のスリム化を図ると訴えました。

上下両院には、マスク氏らの“政府効率化省”と連携する議員連盟がすでに発足しています。

さらにジョンソン下院議長は、この議員連盟にはトランプ次期政権のもとで野党となる民主党の議員も参加する意向を示しているとして、超党派で取り組んでいく考えを示しました。

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