韓国の最大野党「共に民主党」などの野党側は「非常戒厳」を一時宣言したユン・ソンニョル大統領の弾劾を求める議案を国会に提出し、7日午後5時にも本会議を開いて採決することを目指しています。

この議案の可決には与党から少なくとも8人の賛成が必要なことから、与党議員の動きが焦点となっています。

こうした中、与党は6日昼前から深夜にかけて議員総会を開き、断続的に対応を話し合いました。

議員総会後、与党の関係者は、「党の方針を変更することについて話は出なかった。つまり維持されるということだ」と述べ、議案に反対する党の方針に変わりがないという立場を示しました。

一方で、「いま党の方針を述べることは難しい」とも述べ、7日午前9時から再び議員総会を開催すると明らかにしました。

またこの関係者は、ユン大統領に党の意見を伝えたところ、ユン大統領が「議員たちの意見を傾聴して考える」と述べたことを明らかにしていて、「非常戒厳」の解除以降、公の場に姿を見せていないユン大統領が何らかの立場を示すのか、関心が集まっています。

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