フィリピン軍によりますと共同訓練は6日、南シナ海のフィリピンのEEZ=排他的経済水域の内側で行われ、フィリピン海軍の艦船と海上自衛隊の護衛艦「さみだれ」が参加し、アメリカ海軍の哨戒機も加わったということです。

この訓練は「海上協同活動」と位置づけられ、去年から実施していて、5回目となった今回は3か国が共同作戦に基づいて戦術や技術の連携を確認し、相互運用性を強化したとしています。

南シナ海では今月4日、フィリピン政府の船がEEZ内でパトロール中に中国海警局の船から放水や衝突を受け損傷したほか、フィリピンの巡視船が中国海軍の艦船から至近距離で追尾を受けるなど中国が威圧的な行動を強めています。

フィリピン軍は共同訓練が航行の自由とすべての国の海洋権益を尊重し、自由で開かれたインド太平洋地域を支えるものだと強調して、中国をけん制しました。

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