【エルサレム共同】シリア反体制派を主導する過激派「シリア解放機構」のジャウラニ指導者は米CNNテレビのインタビューで、11月下旬からの攻勢の目標はアサド政権の打倒だと訴えた。同テレビが6日報じた。反体制派は首都ダマスカスにつながる重要都市、中部ホムス近郊で政権軍と戦闘。掌握すれば南進し、政権打倒を狙ってダマスカスを目指す構えだ。  シリア人権監視団は6日、ホムスから政権軍が退避したと主張。反体制派が政権軍側の兵舎があるホムス郊外の村への攻撃を開始したと伝えた。  一方、国営シリア・アラブ通信は政権軍の退避情報を否定。ホムスで反体制派を迎え撃つ準備ができていると報じており、情報が錯綜している。政権軍がロシアと協力してホムス北方で多数の反体制派の戦闘員を殺害したという情報もある。  ロイター通信によると、アサド政権の後ろ盾となってきたイランの高官はミサイルや無人機(ドローン)を政権軍に供与する考えを示した。

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