ローマ教皇庁は7日、バチカンのサンピエトロ大聖堂で式典を行い、日本人の菊地功氏を含む21人が新たな枢機卿に就任しました。

式典では、フランシスコ教皇が1人1人に枢機卿のシンボルである深紅の帽子「ビレッタ」などを手渡しました。

このあと、菊地氏はNHKの取材に対し、「2019年にフランシスコ教皇が来日し、広島と長崎から平和のメッセージを発信した。教皇は、日本に対し世界に向けて核兵器廃絶と平和のために働くことを求めていると思う」などと話していました。

菊地氏は、岩手県宮古市出身の66歳。

新潟教区の司教などを経て2017年から東京大司教を務めています。

枢機卿は、ローマ教皇に次ぐ地位の聖職者で教皇の最高顧問として助言などを行い、80歳未満であれば教皇を選ぶ「コンクラーベ」で投票権を持ちます。

枢機卿に日本人が就任するのは7人目となります。

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