【ワシントン共同】米中央軍は8日、シリアで同日、過激派組織「イスラム国」(IS)の多数の拠点を空爆したと発表した。アサド政権崩壊の混乱に乗じ、活動を強める兆候があったとし、権力の空白の中で勢力を拡大する可能性を阻止するのが目的だったとしている。  米空軍のB52戦略爆撃機やF15戦闘機、A10攻撃機が、IS幹部を含む施設など75以上の標的を攻撃したという。民間人の被害は確認していないとしている。  中央軍のクリラ司令官は「ISが直近のシリア情勢を利用するのを許さない」との声明を出し、ISと連携する勢力にも責任を取らせると警告した。

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