ノーベル平和賞の授賞式は、日本時間の10日午後9時から行われます。
授賞式を前に、日本被団協の田中煕巳さんが記者会見に臨みました。
ノルウェーの首都オスロで9日に開かれた記者会見で、田中さんは「本当に思いがけない受賞だった」と喜びを語りました。
日本被団協・田中煕巳さん：
そう長くない人生の中で最大限の力を振り絞って、核兵器は人類と共存させてはならない兵器だと若い人たちに伝えていきたい。特に若い人たちに、皆さんの未来は皆さんで作り上げていくんだということを伝えたい。
一方で、ロシアによるウクライナ侵攻や中東情勢に言及し、「核兵器を使うことが軽く語られるような時代になったことは大変遺憾だ」とし、核兵器による抑止力は存在しないと強調しました。
また、授賞式での演説に向けては「ものすごい重圧を感じている」と述べています。
今晩の授賞式では、田中煕巳さんら3人が登壇して賞状とメダルを受け取り、自身の被爆体験や核兵器の廃絶を訴える予定です。
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
