ノーベル平和賞の授賞式が日本時間の10日夜午後9時から行われるのを前に、選考にあたったノーベル賞委員会のフリードネス委員長がFNNの単独インタビューに応じました。

【ノーベル委員会・フリードネス委員長】
「So for us, it was important to both highlight the great work of Nihon Hidankyo, but also to give a warning to the world that nuclear weapon is still a problem, and it is a rising
problem for humanity. (我々にとって、日本被団協の素晴らしい活動を光を当てるとともに、核兵器が依然として問題で、人類にとって益々問題となっていることを世界に警告することも重要)」

フリードネス委員長はこのように述べ、ロシアが核兵器の使用をちらつかせて脅したり、北朝鮮が核開発を進めていることに懸念を示したうえで、すべての国が核兵器を近代化させていることに危機感を募らせました。
また、改めて日本被団協をはじめとする被爆者の長年の活動に敬意を表しました。

【フリードネス委員長】
「We are focusing on the importance of testimonies, how the survivors themselves through many decades of many of them who are no longer with us many of them have contributed to the nuclear taboo by telling their stories again and again. (ノーベル委員会は被爆者が何十年にもわたってすでに亡くなった方も含めて証言活動を続けてきたことを重視している。彼らの多くが何度も被爆体験を語ることで「核のタブー」を作り上げてきた)」

また、10日夜の授賞式が「核兵器が再び使用されることが決してあってはならないと世界に訴える場になるだろう」と話しました。

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