ノーベル平和賞の授賞式がいよいよ、あと5時間に迫りました。

式が行われるノルウェーの首都オスロからFNNロンドン支局・田中雄気支局長が中継でお伝えします。

オスロは現在午前8時を回ったところです。
10日は特に寒く、気温は氷点下6度まで下がっています。

クリスマスツリーの後ろに見える赤い建物が、5時間後に授賞式が行われるオスロの市庁舎。

式典にはノルウェーのハラルド5世国王やオスロ市長も出席します。

式での注目はやはり、田中熙巳さんによる世界に向けたスピーチです。

リハーサルが本番前日に非公開で行われ、メダルや賞状の受け取り方やスピーチを行う段取りなどを確認したということです。

そのリハーサルの直前には、田中熙巳さんが授賞式への意気込みを語りました。

日本被団協・田中熙巳代表委員:
私どものそう長くない人生の中で、最大限の力を振り絞って、核兵器は人類と共存させてはならない兵器だと若い人たちに伝えていきたい。

「核兵器では絶対に命や財産を守ることができない」と語る田中熙巳さんのメッセージは、世界のリーダーにどう届くのか注目です。

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