石破総理大臣は10日夕方、日本を訪れているアメリカのオースティン国防長官と総理大臣官邸でおよそ25分間会談しました。
この中で石破総理大臣は「1週間で世の中はがらっと変わってしまう。韓国の情勢がこうなるとは誰も思わなかったし、シリアでアサド政権があのような形で崩壊することも予測できなかった。わたしたちはいまの世界に責任を持たなくてはならない」と述べました。
これにオースティン長官は「非常にダイナミックで変動の多い時期だが、日米同盟がこれからもインド太平洋地域の平和と安定の礎であり続けることを願う」と応じました。
その上で、両氏は地域の安全保障環境が厳しさを増していることを念頭に日米同盟の抑止力と対処力の強化に向けて意見を交わし、自衛隊とアメリカ軍の指揮・統制の向上や防衛装備品の技術協力の推進などに引き続き取り組むことで一致しました。
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