10日、シリアの首都ダマスカスで、アサド前大統領のポスターを踏みつける男性(ロイター=共同)
【カイロ共同】崩壊したシリアのアサド政権のジャラリ首相は9日、首都ダマスカスを掌握した反体制派への政府権力の移譲に合意した。ジャラリ氏らは、反体制派を主導する過激派「シリア解放機構(HTS)」のジャウラニ指導者と協議。反体制派が暫定政府を樹立する方針だ。中東メディアが伝えた。円滑な権力移譲が焦点だが、イスラエル軍がシリア空爆を続けるなど混乱は続いており先行きは不透明だ。 内戦下で北西部イドリブ県を拠点とした反体制派が行政機構として設立した「シリア救国政府」への権力移譲で合意した。救国政府トップのムハンマド・バシル氏の首相就任が有力視される。暫定政府の権限など詳細は不明。 HTSは10日、アサド政権下で市民への拷問に関与した軍関係者らの責任を追及する方針を示した。反体制派の掌握以降、ダマスカスで大きな戦闘は伝えられていない。各国に逃れたシリア難民の帰還も始まった。 イスラエル軍は9日、シリアで150カ所以上の軍事拠点を空爆した。化学兵器など反体制派に渡る可能性があるものの破壊が目的という。記事に『リアクション』ができます。ご利用には会員登録が必要です。
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